導入の目的:
顧客管理ツールで最適な物を探していた
Engagebotの効果:
36万人以上の登録
MAU10万人でアクティブに利用
株式会社KeyProduction 映像制作をメインに、キャラクター事業や文化人のマネジメントなど、多岐にわたる事業を展開する。TBSで毎週月曜~木曜の朝9時55分から放送中の料理番組「おびゴハン」の制作も手がけてる。
同社が手がける「おびゴハン」のLINEの友達に登録している人数は、じつに36万人以上。いかにしてLINEボットを導入し、これほどまでのファンを獲得したのでしょうか。取締役の大橋豪氏に伺いました。
——︎現在、LINEボットをどのように活用されていますか?
「おびゴハン」の放送直前にその日のメニューをご紹介しています。また放送終了後には、そのメニューの「簡単おさらい動画」や「材料レシピ」がホーム画面にアップされるようになっています。
ホーム画面ではこの他にも、食材からおすすめの料理を検索できる「レシピ検索」や、家族や友だちなどとレシピが共有できる「グループ機能」などのコンテンツがあり、スマホを片手にキッチンで調理できるような情報をお届けしています。
番組を見逃した人へのアプローチが最大の狙い
——︎LINEボットを導入した目的、背景について教えてください。
「おびゴハン」の放送を見逃してしまった方へのフォロー、アプローチというのが一番の狙いです。放送を見なくても、その日にご紹介したメニューを確認できるようにしたいと考えておりました。
また、テレビは一般的にリビングにあって、キッチンで見ることは少ないと思っておりまして。ですので、スマホやタブレットなどでレシピを見ながら料理ができるなど、主婦の方にとって使い勝手のいいようなツールを探していました。
あと、これはのちに感じたことですが、LINEで情報が送られてきたりレシピを活用したりすることで、「おびゴハン」の放送を見ていなくても、番組じたいを意識していただけているのかなと思っております。
——なぜ、LINEボットに興味を持ったのでしょうか?
Twitterを活用してファン作りをしている番組はよくありますが、Twitterは比較的若い層が使っているイメージでした。一方、LINEは若い層からお年寄りまで幅広い層が使っていますよね。「おびゴハン」のメインターゲットは小さいお子さまがいらっしゃる30代後半~40代の主婦の方。こういった層もTwitterやInstagramなどのSNSを利用しているかもしれませんが、中でもLINEが身近なツールになっていると感じていたので、すっと入っていけると考えました。
じつはTwitterも並行して運用してはいますが、フォロワー数がLINEボットほど伸びていません。その反面、LINEボットは36万人以上の方に友だち登録していただいておりますので、ターゲットとしている主婦の方にとって、LINEがいかにコミュニケーションツールとして広く使われているのかが顕著にわかったんじゃないかなって思います。
——LINEボット以外に課題を解決する選択肢はありましたか?
アプリを運用することも考えました。ただ、アプリを作るには莫大なコストと時間がかかってしまうんです。かりにコストと時間をかけてアプリを作ったとしても、運用をスタートさせた段階では情報が何もなく0の状態。せっかくアプリをインストールしていただいても、その状態ではがっかりさせてしまうなと……。それなら、日々更新し、情報が積み重なっていくLINEのほうがファン作りには最適だと考えました。
——LINEボットを導入したことで、導入前の課題は解決できましたか?
36万人以上の方にご登録いただいているだけでなく、その半分以上が40代の女性。しかも、LINEの企業アカウントはブロックされやすいとお聞きしていますが、「おびゴハン」の場合はブロック率が平均よりも低いらしいんです。ですので、こういった結果から見ても、解決できていると思います。メニューに困っている方がこんなにいらっしゃるんだなって実感しております。
36万人の登録者数に相性の良さを実感
——36万人以上の方が友だち登録をしていますが、この数字は想定されていましたか?
わたしたち自身、この数字には驚いています。運用前は、「誰も見てくれなかったらどうしよう」っていう話もしてたんです(笑)。でも、蓋を開けてみたら放送するごとに友だち登録が1000人ずつ増えていくこともあって。どんなものだろうと、試しにあるバラエティ番組やテレビドラマのLINEを確認したら、多くても10万人くらいでしたので、36万人の方にご登録いただいて、しかも、レシピ検索はもちろん、グループ機能などをアクティブにご利用いただいていますので、LINEボットの必要性やLINEとの相性の良さがわかったとともに、導入して良かったなって思っております。
放送はもちろんですが、LINEボットを活用してその日のメニューを考えてくれている方たちがこれだけいらっしゃるという思いで運用しておりますので、勝手ながら視聴者とのつながりを感じています(笑)。
——︎最後に、今後の目標を教えてください。
もちろん、50万人を目標に運用していくつもりですが、とりあえずは40万人くらいを目指して頑張っていきたいですね。
会社名:株式会社KeyProduction 所在地:東京都港区虎ノ門1-7-12 虎ノ門ファーストガーデン TEL:03-6278-7552 FAX:03-6278-7553 代表取締役:畑地 茂 ホームページ:https://www.keyproduction.co.jp